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アイスクリン強し
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
面白いと思うが
(2008-12-08)
表紙の装丁、特に題字がいい雰囲気を出しています。
「序」
「チョコレイト甘し」
「シュウクリーム危し」
「アイスクリン強し」
「ゼリケーキ儚し」
「ワッフルス熱し」
といったタイトルのついた連作短編集。1話1話が短いので読みやすい。途中洋菓子をつくる場面の描写がはいりますのでお腹すいている時に読むとつらいかも。タイトルの意味は作中にて確認下さい。
時は明治23年。洋菓子店を開いた皆川真次郎とその周辺の人々が織り成す物語。時代背景については少し触れる程度。詳しくないと話が分からないということはありません。「スイーツ文明開化」騒動記と銘打たれている今作品。次々とふりかかってくる問題に彼らはどう対処するのか。
雑誌で連載されていた都合か、1話1話で考えると違和感無いののにまとめて読むとなんか綻びがあるように思えた。主人公である皆川真次郎というキャラを掴めなかったのと、曖昧に終わった話の所為で後味がすっきりしない。すっきりしないあれやこれやに関してはもしかしたら続篇をだすつもりだからだろうか?
読んでいて個人的に困ったこと。作中では日常でカタカナで表記されるものが漢字になっている。明治という時代の雰囲気を考えれば当然なのだが、ルビがうたれているのが各話で最初に出てきたときだけ。一回出た言葉のルビはそのあとうたれていない。話の途中で一旦閉じると読むのを再開した時「これ、なんて読むんだっけ?」となってしまった。特に洋菓子の材料名が……。その度、前の方へページをめくって確認していたので、話に入り込むのに手間がかかった。
明治半ばの築地居留区を舞台に、旧幕臣達が繰り広げる洋菓子活劇
(2008-11-25)
■妖怪人情時代ミステリー《しゃばけ》シリーズで大人気の著者の新境地というべき明治洋菓子活劇小説が登場。
■明治の西洋菓子店・風琴屋の青年店主・皆川真次郎が主人公だ。明治23年の東京・築地(つきじ)居留区――。そこは在日外国人のための治外法権の居留区で、領事館があり、教会があり、ミッションスクールがあった。町並みはレンガ造りだ。真次郎は、通事(通訳)の父が6つのときに他界した後、宣教師の家で下働きをして今日に至った。だから成人後、居留区の外人のために西洋菓子店(当面は注文販売)を出したのも必然だったかもしれない。
■真次郎には仲間がいる。旧幕臣の巡査3人組だ。彼らは自嘲気味に「若様組」などと称している。小泉沙羅という女友達もいる。沙羅の父は小泉商会の経営者だ。
■旧士族のお家再興をめぐる騒動で店が荒らされたり、貧民街での人探し、新聞記事操作の謎、コレラ騒ぎなど、様々な事件が起こり、それぞれに真次郎たちがまきこまれる。そして事件には、毎回チヨコレイトやシユウクリームやアイスクリンやワッフルスが関わるのである。貧民屈の親分とはシユウクリームで親しくなるし、何日もかけて準備した西洋料理がひっくり返され、残り時間半日で別の品を用意する話は手に汗握りスリル満点。面白いったらありゃしません。スイーツ好きは、女子も男子も本書を味わって読むべし。
時代物はやっぱり苦手
(2008-11-14)
「スイーツ文明開化」騒動記
と帯にあったので、西洋菓子を世に広めるための
悪戦苦闘の話だと思っていたらちょっと違った。
たまたま居留地で育ち、西洋菓子屋を営む主人公の目から明治の世に起こった騒動を描き、腐れ縁の元武士の巡査とそれらを解決していくといった感じの内容である。
「西洋菓子」というのはひとつのアクセントであり、メインの要素で無いように感じる。
また、私は基本的に誰かに感情移入して物語を読むタイプであり、そういう意味ではあまり誰にも感情移入できず、ページ数は少ないのに読むのにかなり時間がかかった。
それに全5章で構成されているのであるがそれらのつながりがうまく言っていないと感じる。
(小弥太がどうなったのかが書かれていないのが一番不満)
初めて読んだ畠中作品であったがやはり私は時代物はちょっと苦手である。
ちょっと薄い感じがします
(2008-11-06)
江戸幕府が終止符を打ち明治維新となった時代がお話の舞台。孤児で西洋菓子店を開いている真次郎。そして、かつての幕臣で現在は明治政府の元で警察隊に勤めている仲間達「若様組」。彼らが出くわす厄介な出来事が次々と生じて…!?*畠山さんらしい、ほんわか作品に仕上がっています。表題作を始めとする短編5話から成り立っています。*時代背景が物語にマッチしていてうまく構成されていると思います。*幾多の出来事を解決して行くのも楽しかったけれどもおきゃんで逞しい沙羅さんを巡る恋の行方が、一番の楽しみかも!?
よくわからないし!
(2008-11-03)
シリーズもので味を占めた作家が新たなキャラクターを創造したくて、新たなシリーズを作り上げようとするのは昔から良くある事だが、今回は完全にスベってしまった。
「しゃばけ」シリーズはそこそこ成功、というどころか大いに成功しているのだから、読者としては畠中の次の作品ということで、大いに期待していたはず。
しかし、完全に期待はずれに終わってしまった。
明治23年、アイスクリン、チョコレート、ワッフル等々の西洋菓子の試作に取り組む若き「ミナ」と取り巻きの長瀬を中心とする巡査の面々、タイトルとは場違いにお菓子つくりはさておき、結局は探偵ごっこに終始する全5作。
マドンナ役の小泉沙羅、「沙羅」というネーミングも明治23年という時代には似つかわしくなく、21世紀の平成ものみたいで、興醒めである。
ジャケ買いは当たりも結構多いが、外れると悔いが残る。
おすすめ度:
面白いと思うが
表紙の装丁、特に題字がいい雰囲気を出しています。
「序」
「チョコレイト甘し」
「シュウクリーム危し」
「アイスクリン強し」
「ゼリケーキ儚し」
「ワッフルス熱し」
といったタイトルのついた連作短編集。1話1話が短いので読みやすい。途中洋菓子をつくる場面の描写がはいりますのでお腹すいている時に読むとつらいかも。タイトルの意味は作中にて確認下さい。
時は明治23年。洋菓子店を開いた皆川真次郎とその周辺の人々が織り成す物語。時代背景については少し触れる程度。詳しくないと話が分からないということはありません。「スイーツ文明開化」騒動記と銘打たれている今作品。次々とふりかかってくる問題に彼らはどう対処するのか。
雑誌で連載されていた都合か、1話1話で考えると違和感無いののにまとめて読むとなんか綻びがあるように思えた。主人公である皆川真次郎というキャラを掴めなかったのと、曖昧に終わった話の所為で後味がすっきりしない。すっきりしないあれやこれやに関してはもしかしたら続篇をだすつもりだからだろうか?
読んでいて個人的に困ったこと。作中では日常でカタカナで表記されるものが漢字になっている。明治という時代の雰囲気を考えれば当然なのだが、ルビがうたれているのが各話で最初に出てきたときだけ。一回出た言葉のルビはそのあとうたれていない。話の途中で一旦閉じると読むのを再開した時「これ、なんて読むんだっけ?」となってしまった。特に洋菓子の材料名が……。その度、前の方へページをめくって確認していたので、話に入り込むのに手間がかかった。
明治半ばの築地居留区を舞台に、旧幕臣達が繰り広げる洋菓子活劇
■妖怪人情時代ミステリー《しゃばけ》シリーズで大人気の著者の新境地というべき明治洋菓子活劇小説が登場。
■明治の西洋菓子店・風琴屋の青年店主・皆川真次郎が主人公だ。明治23年の東京・築地(つきじ)居留区――。そこは在日外国人のための治外法権の居留区で、領事館があり、教会があり、ミッションスクールがあった。町並みはレンガ造りだ。真次郎は、通事(通訳)の父が6つのときに他界した後、宣教師の家で下働きをして今日に至った。だから成人後、居留区の外人のために西洋菓子店(当面は注文販売)を出したのも必然だったかもしれない。
■真次郎には仲間がいる。旧幕臣の巡査3人組だ。彼らは自嘲気味に「若様組」などと称している。小泉沙羅という女友達もいる。沙羅の父は小泉商会の経営者だ。
■旧士族のお家再興をめぐる騒動で店が荒らされたり、貧民街での人探し、新聞記事操作の謎、コレラ騒ぎなど、様々な事件が起こり、それぞれに真次郎たちがまきこまれる。そして事件には、毎回チヨコレイトやシユウクリームやアイスクリンやワッフルスが関わるのである。貧民屈の親分とはシユウクリームで親しくなるし、何日もかけて準備した西洋料理がひっくり返され、残り時間半日で別の品を用意する話は手に汗握りスリル満点。面白いったらありゃしません。スイーツ好きは、女子も男子も本書を味わって読むべし。
時代物はやっぱり苦手
「スイーツ文明開化」騒動記
と帯にあったので、西洋菓子を世に広めるための
悪戦苦闘の話だと思っていたらちょっと違った。
たまたま居留地で育ち、西洋菓子屋を営む主人公の目から明治の世に起こった騒動を描き、腐れ縁の元武士の巡査とそれらを解決していくといった感じの内容である。
「西洋菓子」というのはひとつのアクセントであり、メインの要素で無いように感じる。
また、私は基本的に誰かに感情移入して物語を読むタイプであり、そういう意味ではあまり誰にも感情移入できず、ページ数は少ないのに読むのにかなり時間がかかった。
それに全5章で構成されているのであるがそれらのつながりがうまく言っていないと感じる。
(小弥太がどうなったのかが書かれていないのが一番不満)
初めて読んだ畠中作品であったがやはり私は時代物はちょっと苦手である。
ちょっと薄い感じがします
江戸幕府が終止符を打ち明治維新となった時代がお話の舞台。孤児で西洋菓子店を開いている真次郎。そして、かつての幕臣で現在は明治政府の元で警察隊に勤めている仲間達「若様組」。彼らが出くわす厄介な出来事が次々と生じて…!?*畠山さんらしい、ほんわか作品に仕上がっています。表題作を始めとする短編5話から成り立っています。*時代背景が物語にマッチしていてうまく構成されていると思います。*幾多の出来事を解決して行くのも楽しかったけれどもおきゃんで逞しい沙羅さんを巡る恋の行方が、一番の楽しみかも!?
よくわからないし!
シリーズもので味を占めた作家が新たなキャラクターを創造したくて、新たなシリーズを作り上げようとするのは昔から良くある事だが、今回は完全にスベってしまった。
「しゃばけ」シリーズはそこそこ成功、というどころか大いに成功しているのだから、読者としては畠中の次の作品ということで、大いに期待していたはず。
しかし、完全に期待はずれに終わってしまった。
明治23年、アイスクリン、チョコレート、ワッフル等々の西洋菓子の試作に取り組む若き「ミナ」と取り巻きの長瀬を中心とする巡査の面々、タイトルとは場違いにお菓子つくりはさておき、結局は探偵ごっこに終始する全5作。
マドンナ役の小泉沙羅、「沙羅」というネーミングも明治23年という時代には似つかわしくなく、21世紀の平成ものみたいで、興醒めである。
ジャケ買いは当たりも結構多いが、外れると悔いが残る。
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