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バイオ燃料で、パンが消える (PHP Paperbacks) (PHP Paperbacks)
バイオ燃料で、パンが消える (PHP Paperbacks) (PHP Paperbacks)
武田 邦彦
PHP研究所
グループ:Book /ランキング:152401
価格:¥ 1,000
発売日:2008-04-24 /只今品切れ中
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
べつに・・・
(2008-07-18)
新聞やニュースを見ていれば
得られる情報ばかりが羅列されている。
文章もあまり上手ではないので読むのに疲れる。
新聞やニュースを見るのが億劫で
バイオエタノールのことなど
まとめて情報を得たい人には良いかもしれない。
新たな発見はナシ。
やや政治的にすぎる
(2008-05-22)
本書には多くのことが書かれているが、評者の読後感で記憶に残ったのは、
1、京都議定書はEUに有利であり、アメリカ・カナダなども破棄しており、
日本だけが一方的に不利益な内容を突きつけられている、
2、バイオエタノールなどの生産には、
生産量以上に石油資源が投入されているため、少なくとも現在のところはやめるべきである、
3、日本は食料自給率が40%以下、穀物では25%と低いため、
今後はこの状態を改善するべきである、
4、日本は広い経済的排他水域持っているため、
今後の食糧危機の時代には、水産資源の開発などを目指すべき、
などなどを主張している。
評者は、1は事実であるものの、あまりにヨーロッパ人をマキャベリアンに見過ぎており、
サピオの特集であるかのような錯覚を感じる。
2は、完全に納得するし、むしろ、特定のエネルギーへの政府補助や目標などは
さけて、完全に市場原理に任せるのが、もっとも効率的で低所得者にもやさしいと考える。
3については、著者も指摘しているように、東京では自給率は1%にもみたないのであるから、私はこれは問題ではなく、国際協調でいけば問題はないと考える。
むろん、これは著者の1のサピオ論調とは合わないことは間違いない。
4は、ご高説もっともだと思うので、食糧がもっと爆騰して、
本当に食料が地上で増産、輸入できないのであれば、
日本でも価格インセンティブによって危機感が生まれ、
穀物のようなワカメなどが栽培されるようになるだろう。
ちょうど、近畿大学がマグロ養殖に成功し、私が名古屋でたべているように。
全体として、著者である武田氏の専門知識を背景として、自然科学的な説明は面白いのだが、
価格メカニズムへの理解、あるいは信頼がまったく存在しないのは残念である。
過去には、石炭枯渇の杞憂をはじめ、多くの「問題」があり、そういった認識が
結局は相互の猜疑心を生み、ブロック経済と世界大戦につながったのではなかったのか?
とはいえ、おそらくは多くの人にとって取っつきやすく、軽く読めるのはすばらしい。
各国別のエネルギー、食料、環境問題のまとめ
(2008-05-17)
トウモロコシから作るバイオエタノールは、石油枯渇と、地球温暖化を背景として、
近年、急激に生産が盛んになってきた。
地球温暖化は全地球的規模でみると、食料の増産に結びつくようなメリットもあり、
そう差し迫った問題ではない。
バイオエタノールは、パンがあまったからといって、暖炉にくべるのと同様、もったいない。
(エネルギー効率から見れば約五分の一となってしまう)
私達は、必ずやってくるエネルギー問題(石油の枯渇)と食糧問題を、バイオエタノールに
頼ることなく解決しなくてはいけない。という主旨。
国別の(1)エネルギー問題(2)食料問題(3)環境問題(京都議定書)への取組みが
各章にバラバラに出てきますのでまとめてみました。ご参考にどうぞ。
アメリカ
(1)当面は他国の資源を買うことにより、自国の石油資源を温存する戦略をとっている。
(2)トウモロコシ、小麦、大豆の大生産国。食料問題では非常に有利な立場にいる。
(3)8%の二酸化炭素の排出削減が課せられたが、議定書を批准していないので、当面
国内に影響はない。
ロシア
(1)石油は世界第二位、天然ガスは世界第一位の生産を誇るエネルギー大国。
(2)ウクライナの独立と経済発展により、食糧自給率は下がりつつある。
(3)共産主義時代のデータが不明確。元になる基準値が低いため、排出権を大量に販売
することができる。
ヨーロッパ
(1)北海油田が枯渇し始めたため石油の輸入が増えつつある。
(2)フランスは農業国、イギリスでも自給率は100%程度、ドイツは工業国だが日本
ほど低くはない。
(3)議定書が90年を基準としているため、旧東欧諸国との域内の交換で7%の削減義務
は楽に達成でき、排出権を売ることができる。
中国
(1)石油の生産量は多いが、人口比少ないため、世界から戦略的に資源を購入中。
(2)小麦、米の生産量は多いが人口も膨大。経済発展に伴い食料輸入国になりつつある。
(3)アメリカに次ぐ二酸化炭素排出国であるにも拘らず、削減義務はない。
日本
(1)全て海外に依存する。
(2)食料の自給率は約40%。先進国中、断トツに低い。
(3)議定書により、実質的に二酸化炭素の削減義務を負ったのは日本だけ。
日本は、当面は地球温暖化問題など忘れ、エネルギーと食料の確保に全力を上げるべき
というのが武田先生の意見であり、私も全面的に賛成。
食べ物を燃料にすることの愚かさを冷静に検証されております
(2008-05-09)
武田先生の著書では、一貫して
石油・石炭=親からの遺産
太陽を利用した植物=月給
の考え方があります。
商品先物相場をやっている、相場オタッキーな(私も)人は分かるけど
今、穀物相場が急騰しています。この原因の一つがバイオエタノールにある。
食料である穀物を、わざわざ無駄な石油エネルギーを大量に投下して
エタノールを作りこれをガソリンに混ぜて利用する・・・
実に愚かで横暴な政策です、この政策を日本にも押し付けるなよ!米国。
武田先生が分かりやすく解説したのがこの本。
大きな目で見ることの大切さを忘れた人は
割り箸を止めて象牙の箸を使ったり(笑)、ペットボトルのリサイクルでさらに石油を
余分に使ったりして、余計にエネルギーの無駄遣いをしています。
簡単に再生が利く植物エネルギー=木材を使うと環境破壊だと罵る左巻きの連中。
エコロジーです!ロハスです!というと売り上げが上がるのを知っている企業。
環境をネタにしたエコヤクザに注意。
見せ掛けの地球に優しいという台詞を聞いたときはまず疑ってかかるぐらいの
気持ちでいましょう。
竹本淳一
学校の教科書よりも「教科書」
(2008-05-07)
社会の教科書とも言えるし、バイオエタノールの教科書とも言えます。
とにかく総合的です。
武田教授のように物事を総合的に捉えられる政治家、科学者が施政者となっていないために、日本の将来には夢がありません。
それほど著書に挙げられる日本の現状を示すデータ、政策は悲惨なものであり、普段、森に対して「木」しか見れていない我々にとっては衝撃的で、リアリティがあり、自国のことで恥ずかしいのですが、面白い。
その調査力には恐れ入るばかりですが、何よりこの著書の素晴らしい点は、そういった悲観論だけをあげつらうのではなく、それに対して我々はどこへ向かうのか、有限のエネルギーを使って、いかにして無限の価値を手に入れるかについて、科学的に、現実可能な手法を示唆している点だと感じます。
かつて、また、今なお日本人の心に眠る魂を評価し、その国民性を失い、今の悲惨な現状をもたらした欧米文化の導入を指摘し、日本国土の有利性を説いています。
特に海洋の価値を含めた国際比較のデータの独創性は素晴らしいと感じました。
どう考えたらそのような発想が浮かぶのか。学問の大切さ、論理的に積み上げる大切さを感じました。
おすすめ度:
べつに・・・
新聞やニュースを見ていれば
得られる情報ばかりが羅列されている。
文章もあまり上手ではないので読むのに疲れる。
新聞やニュースを見るのが億劫で
バイオエタノールのことなど
まとめて情報を得たい人には良いかもしれない。
新たな発見はナシ。
やや政治的にすぎる
本書には多くのことが書かれているが、評者の読後感で記憶に残ったのは、
1、京都議定書はEUに有利であり、アメリカ・カナダなども破棄しており、
日本だけが一方的に不利益な内容を突きつけられている、
2、バイオエタノールなどの生産には、
生産量以上に石油資源が投入されているため、少なくとも現在のところはやめるべきである、
3、日本は食料自給率が40%以下、穀物では25%と低いため、
今後はこの状態を改善するべきである、
4、日本は広い経済的排他水域持っているため、
今後の食糧危機の時代には、水産資源の開発などを目指すべき、
などなどを主張している。
評者は、1は事実であるものの、あまりにヨーロッパ人をマキャベリアンに見過ぎており、
サピオの特集であるかのような錯覚を感じる。
2は、完全に納得するし、むしろ、特定のエネルギーへの政府補助や目標などは
さけて、完全に市場原理に任せるのが、もっとも効率的で低所得者にもやさしいと考える。
3については、著者も指摘しているように、東京では自給率は1%にもみたないのであるから、私はこれは問題ではなく、国際協調でいけば問題はないと考える。
むろん、これは著者の1のサピオ論調とは合わないことは間違いない。
4は、ご高説もっともだと思うので、食糧がもっと爆騰して、
本当に食料が地上で増産、輸入できないのであれば、
日本でも価格インセンティブによって危機感が生まれ、
穀物のようなワカメなどが栽培されるようになるだろう。
ちょうど、近畿大学がマグロ養殖に成功し、私が名古屋でたべているように。
全体として、著者である武田氏の専門知識を背景として、自然科学的な説明は面白いのだが、
価格メカニズムへの理解、あるいは信頼がまったく存在しないのは残念である。
過去には、石炭枯渇の杞憂をはじめ、多くの「問題」があり、そういった認識が
結局は相互の猜疑心を生み、ブロック経済と世界大戦につながったのではなかったのか?
とはいえ、おそらくは多くの人にとって取っつきやすく、軽く読めるのはすばらしい。
各国別のエネルギー、食料、環境問題のまとめ
トウモロコシから作るバイオエタノールは、石油枯渇と、地球温暖化を背景として、
近年、急激に生産が盛んになってきた。
地球温暖化は全地球的規模でみると、食料の増産に結びつくようなメリットもあり、
そう差し迫った問題ではない。
バイオエタノールは、パンがあまったからといって、暖炉にくべるのと同様、もったいない。
(エネルギー効率から見れば約五分の一となってしまう)
私達は、必ずやってくるエネルギー問題(石油の枯渇)と食糧問題を、バイオエタノールに
頼ることなく解決しなくてはいけない。という主旨。
国別の(1)エネルギー問題(2)食料問題(3)環境問題(京都議定書)への取組みが
各章にバラバラに出てきますのでまとめてみました。ご参考にどうぞ。
アメリカ
(1)当面は他国の資源を買うことにより、自国の石油資源を温存する戦略をとっている。
(2)トウモロコシ、小麦、大豆の大生産国。食料問題では非常に有利な立場にいる。
(3)8%の二酸化炭素の排出削減が課せられたが、議定書を批准していないので、当面
国内に影響はない。
ロシア
(1)石油は世界第二位、天然ガスは世界第一位の生産を誇るエネルギー大国。
(2)ウクライナの独立と経済発展により、食糧自給率は下がりつつある。
(3)共産主義時代のデータが不明確。元になる基準値が低いため、排出権を大量に販売
することができる。
ヨーロッパ
(1)北海油田が枯渇し始めたため石油の輸入が増えつつある。
(2)フランスは農業国、イギリスでも自給率は100%程度、ドイツは工業国だが日本
ほど低くはない。
(3)議定書が90年を基準としているため、旧東欧諸国との域内の交換で7%の削減義務
は楽に達成でき、排出権を売ることができる。
中国
(1)石油の生産量は多いが、人口比少ないため、世界から戦略的に資源を購入中。
(2)小麦、米の生産量は多いが人口も膨大。経済発展に伴い食料輸入国になりつつある。
(3)アメリカに次ぐ二酸化炭素排出国であるにも拘らず、削減義務はない。
日本
(1)全て海外に依存する。
(2)食料の自給率は約40%。先進国中、断トツに低い。
(3)議定書により、実質的に二酸化炭素の削減義務を負ったのは日本だけ。
日本は、当面は地球温暖化問題など忘れ、エネルギーと食料の確保に全力を上げるべき
というのが武田先生の意見であり、私も全面的に賛成。
食べ物を燃料にすることの愚かさを冷静に検証されております
武田先生の著書では、一貫して
石油・石炭=親からの遺産
太陽を利用した植物=月給
の考え方があります。
商品先物相場をやっている、相場オタッキーな(私も)人は分かるけど
今、穀物相場が急騰しています。この原因の一つがバイオエタノールにある。
食料である穀物を、わざわざ無駄な石油エネルギーを大量に投下して
エタノールを作りこれをガソリンに混ぜて利用する・・・
実に愚かで横暴な政策です、この政策を日本にも押し付けるなよ!米国。
武田先生が分かりやすく解説したのがこの本。
大きな目で見ることの大切さを忘れた人は
割り箸を止めて象牙の箸を使ったり(笑)、ペットボトルのリサイクルでさらに石油を
余分に使ったりして、余計にエネルギーの無駄遣いをしています。
簡単に再生が利く植物エネルギー=木材を使うと環境破壊だと罵る左巻きの連中。
エコロジーです!ロハスです!というと売り上げが上がるのを知っている企業。
環境をネタにしたエコヤクザに注意。
見せ掛けの地球に優しいという台詞を聞いたときはまず疑ってかかるぐらいの
気持ちでいましょう。
竹本淳一
学校の教科書よりも「教科書」
社会の教科書とも言えるし、バイオエタノールの教科書とも言えます。
とにかく総合的です。
武田教授のように物事を総合的に捉えられる政治家、科学者が施政者となっていないために、日本の将来には夢がありません。
それほど著書に挙げられる日本の現状を示すデータ、政策は悲惨なものであり、普段、森に対して「木」しか見れていない我々にとっては衝撃的で、リアリティがあり、自国のことで恥ずかしいのですが、面白い。
その調査力には恐れ入るばかりですが、何よりこの著書の素晴らしい点は、そういった悲観論だけをあげつらうのではなく、それに対して我々はどこへ向かうのか、有限のエネルギーを使って、いかにして無限の価値を手に入れるかについて、科学的に、現実可能な手法を示唆している点だと感じます。
かつて、また、今なお日本人の心に眠る魂を評価し、その国民性を失い、今の悲惨な現状をもたらした欧米文化の導入を指摘し、日本国土の有利性を説いています。
特に海洋の価値を含めた国際比較のデータの独創性は素晴らしいと感じました。
どう考えたらそのような発想が浮かぶのか。学問の大切さ、論理的に積み上げる大切さを感じました。
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